患者さまへ
産婦人科
産婦人科は3名全員が、女性医学に精通した女性医師です。
同じ女性として、婦人科の敷居が高い気持ちはとてもよくわかります。
でも、私たちは、婦人科受診を先延ばしにしたために病気がひどくなってしまったり、治療法があるのに痛みや出血に耐えながら勉強をしたり仕事をしていた女性をたくさん見てきました。
こんなことで受診していいのかしら、体の不調を抱えているんだけれど誰にも相談できずにいる、家族は男性ばかりだし、と受診をためらっている方も、まずは婦人科に相談に来てみませんか?
受診してみて問題がなければ、それで安心できますよね。
婦人科以外の原因が考えられる場合は、総合病院の強みを活かして、専門科にもすぐにおつなぎできます。
世田谷区から子宮頸がん検診の案内が来た方、子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)接種の案内が来た方、婦人科に受診するチャンスです。日頃のお困りごとがあれば、そこでついでにおっしゃってください。
私たちは女性の皆さんの、「かかりつけの」婦人科医になりたいと思っています。
担当医紹介
産婦人科医長 |
岡部 葉子 |
専門分野 |
産科・婦人科 |
資格 |
日本産科婦人科学会専門医・指導医
日本女性医学学会女性ヘルスケア専門医・指導医
医師緩和ケア研修会修了者 |
産婦人科医長 |
宇津野 彩 |
専門分野 |
産科・婦人科 |
資格 |
日本スポーツ協会公認スポーツドクター |
産婦人科概要
診療体制
平成27年1月から女性医師3名体制で本格的な婦人科診療に取り組んでいます。
現在、月曜日~金曜日の午前中は毎日外来診療を行っています。婦人科領域でお悩みのことや気になることがあれば、お気軽にご来院ください。
診療内容
受診後、なるべく早く治療に結びつけられるよう、CTやMRIなどの画像診断、子宮鏡検査やコルポスコピー(子宮頸がんの精密検査)などもスピーディーに施行していきます。
婦人科で取り扱っている治療法には漢方やホルモン治療、外来での簡単な処置から入院が必要な手術まで様々な方法があります。手術が必要な方には、腹腔鏡下手術や子宮鏡下手術をはじめとする、できる限り傷が小さく体への負担も少ない治療に積極的に取り組んでいます。
近隣の医療機関から紹介されて受診された方も含め、1年間に子宮頸がんが約10人、子宮体がんが約10人、卵巣がんが約10人の方に見つかり、治療に結びつけることができています。また、子宮頸がんになってしまう前に、前癌病変である子宮頸部異形成の状態で見つかる方も毎年30人以上おられます。
現時点では、分娩や悪性腫瘍、高度な不妊治療などには対応していませんが、大学病院などとの強固なネットワークを活かして、最適な医療機関へ橋渡しをしております。
取り扱う主な疾患
子宮がん検診(世田谷区子宮がん検診、人間ドック)、2次検診、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮内膜ポリープ、月経不順・月経困難症などの月経異常、不妊、避妊、子宮脱、更年期障害など、入院や手術が必要な疾患も含めた婦人科疾患全般に幅広く対応しています。
泌尿器科や外科の患者さまに婦人科系疾患の疑いがある場合も連携して治療にあたります。
産科に関しても母子手帳交付前までの診療と、東大病院で分娩予定の方の妊婦健診をお受けしています。
風疹抗体の検査を受けましょう
妊娠中(特に妊娠初期)に初めて風疹にかかった時、風疹ウイルスが胎児にも感染してしまうと、赤ちゃんに白内障や緑内障、先天性心疾患、難聴が引き起こされることがあります。
当院は区の指定医療機関になっています。風疹抗体の検査も予防接種も可能ですから必要な方は受診してください。(世田谷区以外の多くの自治体でも同様の助成が受けられます。詳しくはお住いの自治体の保健所にお問い合わせください。)
風疹抗体の検査について
「世田谷区子宮がん検診」を受診される方は必ず事前にご予約の上、ご来院ください。
予約・問い合わせ先
03-3429-1171 内線2121
予約時間 平日 15:00~16:00