
病院長 竹下 克志
病院長を拝命いたしました竹下克志です。
関東中央病院は昭和31年12月に開設され、2026年現在、70年目を迎えております。公立学校共済組合により設置された当院は、当初、組合員およびそのご家族を対象とした職域病院として出発いたしましたが、開設2年後には一般健康保険および国民健康保険を取り扱う保険医療機関の指定を受け、地域住民の皆様の健康を担う医療機関としての役割を担うに至りました。
現在は383床を有し、世田谷区においても比較的規模の大きな医療機関として、東京都の二次救急医療機関として救急医療に携わっております。また、令和4年には東京都がん診療連携拠点病院に指定され、世田谷区におけるがん診療の中核病院として診療を行っております。さらに、職域病院としての歴史的背景を踏まえ、東京都と連携したメンタルヘルスセンターを設置し、リワーク(復職支援)プログラム等を実施しております。
当院は世田谷区の地域中核病院として、近年ますます重要性を増している地域医療連携に注力しております。地域の医療機関がそれぞれの強みを生かして役割分担を行うことにより、住民の皆様への医療の質の向上と、限られた医療資源の効率的な活用を図ってまいります。また、クリニックの先生方からご紹介いただいた患者さんに対し、必要とされる適切な診断および治療を提供し、状態が安定した後は、逆紹介により地域の医療機関へお戻しする体制を推進しております。
世界情勢は大きく変化しており、日本においても諸物価の著しい高騰により高額医療機器の更新が難しくなり、薬剤や医療材料が足りなくなるといった影響が生じております。医療技術が日々進歩する一方で、患者さんのニーズは多様化しております。また、超高齢社会の進展に伴い、医療は単に「病気を治す」という側面だけでは語れない、多様で複雑な課題に直面しております。
このような状況にあっても、本院の理念である「心あたたかく、日々新たに」を大切にし、職員一同が一丸となって、患者さんに寄り添いながら、安全で質の高い医療の提供に努めてまいります。
竹下克志(たけした かつし)
1987年東京大学医学部卒業、整形外科入局。1999年米国シンシナティ大学リサーチフェロー、2003年米国ワシントン大学・コロラド大学整形外科リサーチフェロー、2012年東京大学医学部整形外科准教授、2014年より2026年まで自治医科大学整形外科教授。専門は脊椎外科、側弯症、運動器疼痛。
現在、日本医学会連合理事、日本運動器科学会理事長、公益財団法人運動器の健康・日本協会業務執行理事。趣味はバードウォッチング(撮影)、クラシック音楽・オペラ・バレエ鑑賞。
病院長 竹下 克志
(たけした かつし)


















