「2017年に外科切除された肺癌症例のデータベース研究 (肺癌登録合同委員会 第10次事業)」
へのご協力のお願い
呼吸器外科では、下記のような診療を受けていただいた患者さんのデータを用いた臨床研究を行います。患者さん個人のお名前や、個人を特定できる情報は一切公表いたしません。
皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
研究課題名:2017年に外科治療を施行された肺癌症例のデータベース研究
(肺癌合同登録委員会 第10次事業)
研究目的 :全国規模の呼吸器外科基幹施設・関連施設の多施設で肺癌外科切除例を集積し検討することにより、本邦の肺癌治療の実態に対する理解を深め、治療の進歩を目指すことです。
研究概要:肺癌登録合同委員会は、肺がんに関する研究ならびに診療の進歩・普及を図ることを目的として、これまでに本邦の肺がん手術患者さんの情報を全国集計し(肺癌登録事業)、その結果を論文等で報告してきました。今回、2017年に本邦で肺がん手術を受けられた患者さんの情報を集計し、肺がん外科治療の現状と治療成績を調査します。本邦における肺がん研究ならびに診療の実態を把握し、肺がん外科診療の普及および進歩を促すことを目指しています。
対象となる患者さん
2017年1月1日~2017年12月31日に当科において、肺癌手術を受けられた方
公示期間 2025年1月1日 ~ 2029年12月31日
登録データは以下になります:
・患者情報:生年月日、性別、身長、体重、Body Mass Index、Performance Status、発見契機、併存疾患、喫煙状態、喫煙指数、禁煙期間
・検査情報:術前血液検査結果(KL-6含む)、腫瘍マーカー値、術前スパイロメトリー検査結果、画像的腫瘍径(充実成分径、すりガラス様成分径)、PET検査結果、腫瘍の局在、臨床的TNM因子、臨床病期、臨床的転移リンパ節の位置、転移臓器と転移病巣数、術前組織診断結果、術前導入療法の内容、同時多発肺癌の内容、間質性肺炎の有無と詳細
・手術情報:入院日、手術日、術式、同時手術の有無と術式、麻酔科医の関与有無、手術時間、出血量、生物組織学的接着剤の使用有無、超音波凝固切開装置の使用有無、体外循環の使用有無、術中輸血有無と内容、術中損傷の有無と内容、術式、区域切除の切除区域、アプローチ法、最大創長、創数、肺尖部胸壁浸潤の有無、リンパ節郭清範囲、開胸時洗浄胸水細胞診の施行有無、根治度、合併切除の有無と部位
・病理情報:組織型、腫瘍径(肺胞置換型を含む病変径、浸潤成分径)、病理学的TNM因子、病理病期、病理情報の補足(ly、v、STAS、pl、分化度、他)、Stationごとの郭清リンパ節と転移の個数、術中洗浄細胞診結果、遺伝子変異検査結果
・周術期情報:再手術の有無、術後30日以内再入院の有無、退院日、退院種別、退院時転帰、胸腔ドレーン抜去日、術後合併症、術後補助療法の有無と内容、抗凝固薬/抗血小板薬/術前ヘパリン投与の有無、間質性肺炎の急性増悪の有無、周術期ステロイド投与の有無
・予後情報:再発状態(有無、時期、部位、治療)、予後(最終生存確認日、生死、死因)
・その他
研究への参加辞退をご希望の場合
この研究に関して新たに患者さんに行っていただくことはありませんし、費用も かかりません。この研究では日本全国規模において既に管理している患者さんのデータを使用させていただきます。患者さん個人のお名前や、個人を特定できる情報は一切公表いたしません。しかしながら、様々な理由により本研究への参加を辞退される場合には、遠慮なく担当医師へご連絡下さい。本研究への参加は患者さまの自由意志であり、参加の辞退を希望されても患者さんが不利な扱いを受けることは一切ありません。参加を辞退される方は、上記の公示期間内に下記の担当医師へご連絡下さい。なお、公示期間の後でも、可能な限りご希望に沿って対応いたします。
いつでも相談窓口(担当医師)にご相談下さい。
関東中央病院 呼吸器・甲状腺外科
電話番号 03-3429-11711(代表) (内線5772) 担当医師:加藤 靖文
2025年1月6日
呼吸器外科部長 加藤 靖文