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病気のはなし

アンチエイジング医療のススメ – フェイスリフト手術 –

2024年4月

医員 服部 貴続

アンチエイジングとは

「アンチエイジング(anti-aging)」とは、日本語で「抗加齢」や「抗老化」などと訳されます。人間は生物学的には、およそ20歳までを成長のピークにして、その後は徐々に衰えていくようになっています。その原因は酸化作用による細胞の老化、成長ホルモンの減少、精神的な衰えなど様々ですが、必然的に起こる老化をなるべく緩やかにして、いつまでも健康で元気に若々しく過ごせるようにすることがアンチエイジングです。
アンチエイジング医学(抗加齢医学)とは、加齢に伴って発症する変化や疾患を防ぎ、心も身体も健康的に長生きすることを目的とした予防医学であり、ホルモン作用・抗酸化作用・免疫調節作用を持つ機能性食品を用いた栄養療法や、筋力・有酸素トレーニングなどの運動療法、意欲向上や心身ストレスからの解放を目指した精神療法、ホルモン補充といった薬物療法等が有効とされています。更に、老化に伴う「見た目の変化」を改善するために、美容医療は大きな役割を担っており、若返りのための手術に始まり、最近では、新陳代謝を改善する内服薬や点滴、レーザー治療などが用いられています。この「いつまでも若々しくいたい」という気持ちは誰しも持つ所であり、アンチエイジングのために美容医療を受ける事は、もはや一般的になっていると言えます。

加齢によるお顔の変化

加齢に伴って起こるお顔の変化として、まず「下垂」、すなわち重力によるたるみがあります。頬がたるんだ結果、法令線が出てきますし、上まぶたがたるめば「眼瞼下垂」となり、下まぶたがたるめば「眼袋」が目立つようになってきます。また、脂肪などのボリュームが減る「萎縮」も重要で、額やこめかみ・頬・口周りの皮下脂肪が減ると凹凸ができ、影のように見えて老けた印象になっていきます。その他には、皮膚や肌質の変化なども挙げられます。

アンチエイジング医療のススメ  – フェイスリフト手術 –

フェイスリフトの進化

お顔のたるみを最も直接的に改善する事が出来るのが、フェイスリフト手術です。
フェイスリフトは、最も古くからある歴史のあるアンチエイジング治療ですが、そのリフトアップ効果をより高めるために、色々な術式が開発され、改良に改良を加えられてきました。弛んだ皮膚を持ち上げるだけでなく、より深い組織の表在性筋膜 (Superficial MusculoAponeurotic System: SMAS)から挙上し、靭帯を十分に処理し引き上げる事で、より効果的で長持ちするリフトアップ効果が得られる様になっています。一方で、手術侵襲を抑えつつ必要十分なリフトアップ効果を出すミニフェイスリフトといった術式も開発され、ニーズに合わせた術式選択も出来る様になってきています。
更に最近では、弛みによる下垂だけでなく、組織の萎縮も同時に改善するため、脂肪注入を一緒に行う事が増えています。この脂肪注入には、萎んでしまった組織にボリュームを与えるだけでなく、肌質の改善など、様々な副次的効果もあることが分かってきています。またその他にも、弛んだまぶたの改善目的に眼瞼形成術や前額リフト、脂肪吸引など、色々な術式と組み合わせて行うことで、更に高いアンチエイジング効果を得る事が出来ます。

その他の、お顔のたるみに対するリフトアップ治療として、近年様々な治療機器が開発されており、糸を用いた「糸リフト」、超音波で熱を加えて組織を収縮させる「HIFU (High Intensity Focused Ultrasound)」、下垂の原因となる筋肉を緩める「ボトックスリフト」など、様々な選択肢が出てきています。これらは低侵襲な治療では有りますが、どれも効果は数ヶ月〜1年未満で、効果を持続させるためには定期的な施術が必要になってきます。その点で、やはり現在でも一番効果が高くてかつ長持ちするのがフェイスリフト手術と言えます。実際に、手術を受けられた患者さんで、「15歳若返った」とおっしゃる方も少なくありません。

形成外科での取り組み

当院形成外科では、フェイスリフト手術を含め、様々なアンチエイジング治療を行っております。お顔というのは、皆様異なりますし、気になる症状も十人十色ですので、お一人お一人に合った治療をご提案・ご相談して施術致します。
人生100年時代とも言われる中、心も身体も健康に、過ごして行きましょう。
アンチエイジング治療なら、是非一度、当院形成外科ホームページをご覧ください。

詳しくはこちらの診療科にて

形成外科

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