ピロリ菌３次除菌治療(自費診療)について

　ピロリ除菌治療は、胃がんの予防効果があることが知られています。しかし抗生剤耐性の強いピロリ菌の問題から、なかなかピロリ菌を退治できない人もいます。今のところ定型のピロリ１次除菌からの２次除菌までのコースが保険適応内診療であり、このコースから外れる治療は全て保険外診療（自費）となります。つまり２次除菌治療まで行い最終的な除菌不成功の２％（３次除菌対象者）＋α（ペニシリンアレルギーや腎機能障害などを含む）でピロリ除菌希望される患者さんは、全て自費診療となります。当科は日本ヘリコバクター学会　ピロリ菌感染症の認定医師がおり、希望者には「2016年度版H.pylori感染の診断と治療のガイドライン」（日本ヘリコバクター学会）に準じた治療を行います。費用の目安は表を御参照下さい。検査・治療内容により金額は変動します。また同日に保険診療は受けられません（風邪薬処方や他科受診することはできません）のでお気をつけ下さい。治療内容や副作用（１次・２次除菌と同じ）の詳細は外来でお聞き下さい。この自費診療に同意された場合は外来で同意書と同意撤回書にサインを頂きますが、同意撤回も自由です。尚、この内容は当院倫理委員会で承認されています。

日本ヘリコバクター学会　H.pylori (ピロリ菌)感染症認定医一覧（東京都）