患者さまへ

内科（超音波検査室）

内科（超音波検査室）では、腹部超音波検査、乳房超音波検査、頚動脈超音波検査、甲状腺超音波検査、体表超音波検査、下肢静脈超音波検査などを行っております。特に近年問題となっている下肢深部静脈血栓症（肺梗塞の原因となりうる）の診断、非アルコール性脂肪性肝疾患の線維化の評価、肝腫瘍の質的診断のための造影超音波検査などにも取り組んでいます。当院超音波検査室では熟練したスタッフ（5人の臨床検査技師と超音波専門医・指導医1名）が仕事に従事しておりますが、各科の患者様のニーズに応えられるよう、日々技術、知識に磨きをかけています。

超音波検査は空間分解能、時間分解能においてCT、MRIをしのぐと言われています。局所の観察についてはとても多くの情報を得ることができます。その一方で検査者の実力に依存する検査であるため、経験の乏しい者が検査しても何も有用な情報が得られないという欠点もあります。それだけに検査をする者は日々自己研鑽をする必要があります。そのために手術された患者様の超音波検査像と他画像、手術標本を対比することで超音波検査の役立った点、もうすこし詳細に観察すべきだった点を洗い出し、日々の臨床にフィードバックすることで診断学の向上、知識のブラッシュアップに努めています。