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病院広報誌

緑のひろば

2015年4月号

腰痛治療始めました

脳神経外科部長 中内 淳

以前、芸人のAMEMIYAが「冷やし中華始めました」と言う歌ネタで少しだけはやりました。それとは全く関係ないですが、我々脳神経外科では、「腰痛治療始めました」 。
これは至ってまじめな話で、後枝内側枝高周波熱凝固術という治療法です。他病院では、脳神経外科の他、麻酔科、整形外科で施行されている事が多いです。

 当院脳外科で対象としている患者さんは、他病院で腰の手術をしたが腰痛が残っている人、パーキンソン病などの筋肉の緊張が原因で腰痛が出現している人、腰痛の原因が不明の人です。腰椎における「後枝内側枝」とは脊髄の神経から枝分れする一本で、特に胴体背部の筋肉と皮膚を支配する神経です。その神経の近くに針(電極)を刺し、高周波で後枝内側枝周辺組織を90度で凝固します。これにより痛みを感じる神経の働きが弱くなり、痛み症状が軽減 (痛みが感じにくくなる) されます。  しかし、完全に神経を破壊するわけでないので、効果の持続は一時的で、人によって異なりますが、約4〜6ヶ月です。効果がなくなった際は再度熱凝固することにより疼痛を軽減させることが出来ます。もちろん、最初から神経を凝固するわけではなく、最初は局所麻酔にて後枝内側枝をブロックし、かつ再現性があるかどうかを確認。そこで効果が確認できた場合に熱凝固術を施行します。

すべての腰痛患者さんの適応となりませんが、お困りの方は一度当科に相談していただければ幸いです。


熱凝固中のレントゲン写真



刺激装置(ニューロサーモNT500)


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