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病院広報誌

緑のひろば

2010年1月号

明けましておめでとうございます。
本年が皆様にとりまして良い年となりますよう、心からお祈り申し上げます。

公立学校共済組合関東中央病院
病院長 前川和彦


 さて、病院を取り巻く医療環境にはこのところ大きな変化はなく、依然として厳しい状態が続いています。最近の調査では都内の大規模病院の約54%が赤字だそうです。このままの状況が続きますと、健全な社会のセイフティーネットとしての病院医療が崩壊することさえ懸念されています。
 今年は診療報酬の改定の年です。将来の国民の医療と福祉のあり様をしっかりと見据えた、新政権の取り組みに大いに期待したいものです。
 最近の世相を表すキーワードを振り返りますと“CHANGE”から、「新」に移り、期待の意を表すものでした。
 今年こそは、医療を取り巻く環境も、医療界自身も、“change”し、「新」たな方向に向かって進んで欲しいものです。関東中央病院の私達職員も“change”するべく努めますが、こうした変化をもたらす真の原動力は市民の活力、国民の声だと思います。論理的な思考過程を備えて、健全な市民感覚を発揮し、自らの健康と豊かな老後を求める市民の力こそが変革をもたらすものです。よりよい医療への変革を求めて少しずつでも前進するためには、皆様のご理解とご協力が是非とも必要です。
 さて、新年度の特記するべき当院の取り組みは、東京都認定がん診療病院の資格の取得と緩和ケア病棟の立ち上げです。これらが充足されますと、当院は文字通り世田谷区におけるガン診療の中核的な病院となります。緩和ケア病棟が稼働を始めますと世田谷区で唯一の緩和ケア病床になります。是非とも期待していただきたいと思います。
 今年度も厳しい医療環境ではございますが、関東中央病院職員は一丸となって皆様方のご期待に添えるよう努力をいたします。
 本年も相変わりませずよろしくご指導、ご鞭撻のほど、お願い申し上げます。

平成二十二年元旦



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