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病院広報誌

緑のひろば

2009年1月号

我が家の食育

栄養管理室管理栄養士 阿出川國雄


 2005年に食育基本法が成立しました。食育が「教育の3本柱、知育・徳育・体育の基礎となるべきもの」と位置づけられました。食育とは食品や調理の他、栄養学、伝統食文化、習慣、地域、買い物、食べ方、お袋の味等、様々な食、食環境を学ぶことで人間として健全に生き抜く力(知恵)を身につけ、健康な心と体を成長維持させるためのものです。子供も大人も共に成長するための根本であり、これが基礎となって知育・徳育・体育が体得されるのだと私は考えます。
 さて、我が家の食育ですが、私の家族は管理栄養士の妻と3人の大学生の娘、一匹の柴犬の5人と一匹の家族です。娘が小学校に通っていた頃、娘の背が高かったために近所の方々より「栄養士のお子さんだから成長がいいのかしら」とよく言われていたことを思いだします。特別なことはありませんでしたが、幾つか、家族の約束がありました。

 @出来る限り皆で食事をする。
 A出来るだけ好き嫌いをしない。残さない。食べ物を大切に。
 B「いただきます、おいしい、ご馳走様、ありがとう」感謝の言葉を必ず言う。
 C楽しく食べるように、食事中はお小言(宿題や成績等)を言わない。
 D給料日は「ケーキの日」家族でお互いに感謝。

 この約束が我が家の食育だと思います。朝食を皆でしっかり食べて脳をスッキリ起こして一日のスタート。学校へ元気に通学、バレーボールやバスケットボールなどの部活もがんばり、そこそこの努力と我慢の出来る、親と子供に成長してきたと思っています。娘たちが横道に逸れることなく、素直に成長してくれたのは、妻の作る食事のおかげだと感謝しています。新しい料理が出たときには食材や作り方、調味料をクイズにして当てっこをする、時間のあるときは一緒に買い物や調理を教えてきました。旬の食べ物、魚の名称や野菜の名称、調味料、調理方法、皆で分け合う、食事マナー等、随分勉強になっていたと思います。今はアウトドアでバーベキューを仕切って活躍したり、魚やカニを食べさせたら、親よりもきれいに食べる、食事も作る、ケーキやクッキーも焼く、たまに晩酌にも付き合ってくれる、たくましい娘に成長しました。
でも我が家で一番スタイルが良く、食事と運動管理、食育ができているのは柴犬のチャオ君かもしれません。皆さんの家の食育はどんなものでしょうか?



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