ラジオ波治療は現在急速に普及しており、多くの施設で行われるようになって来ました。ただそれに伴い問題点も多く見られるようになっています。

 最大の問題は、一見簡単な治療に見えるため
十分なトレーニングを積んでいない医者がいい加減な治療を行っている可能性があるということです。
また、癌のことばかりに眼がいってしまい、いかに肝臓の機能を温存するかなど十分な知識や戦略もないまま治療を行っている施設が多々見られます。
ただ患者さんにとっては施設のよしあしは判断が難しいため、ただその病院が有名だというだけで治療を受けていることも多いようです。

 最近外科の世界では手術成績の公表が行われるようになって来ていますが、ラジオ波を行う施設でも同様の傾向が進むことを望みます。