診療科のご案内
診療部門 外科
当院には、世田谷区周辺の中核病院としての責務を自覚し、地域の総合医療センターとして高度の機能を発揮することが求められています。
外科においては消化器外科、呼吸器外科、乳腺外科、内視鏡外科のそれぞれの分野に専門スタッフを配し、主に悪性疾患の外科治療を行っています。EBM(根拠に基づいた医療)を基本に、高度の医療水準を満たすとともに、患者のニーズを考えたオーダーメイド的なきめ細やかな医療の実践を心掛けています。
| 第一外科部長 | 河原 正樹 |
|---|---|
| 専門・得意分野 | 消化器外科 |
| 資格 | 日本外科学会指導医・専門医 日本消化器外科学会指導医 日本消化器内視鏡学会指導医 日本大腸肛門病学会指導医 日本臨床外科学会評議員 日本消化器内視鏡学会関東支部評議員 東京ストーマリハビリテーション研究会世話人 日本がん治療認定医機構暫定教育医 消化器がん外科治療認定医 |
外科概要
診療体制
診療スタッフ8名(部長2名、医長6名)およびシニアレジデント4名の12名で診療にあたっています。
病棟では、医師は4チームにグループ分けが行われており、各チームのなかで主治医と担当医が決められ、いわゆるチーム医療が行われています。
救急患者に対しても、原則的には各チームで対応しています。
治療方針
消化器の癌では早期癌から高度進行癌まで、それぞれのステージに対応した治療方針を立てています。
内視鏡治療が困難な早期あるいは準早期の胃癌や大腸癌に対しては、腹腔鏡下手術あるいは小開腹下手術(minimum invasive surgery)等の低侵襲手術を行い、患者の負担を軽減するよう努めています。
高度に進行した食道癌や直腸癌に対しては、術前放射線化学療法を導入し、根治性や予後の改善を目指しています。
特に直腸癌においては、根治性だけではなく、自律神経や肛門括約筋の温存を図ることによって、排便、排尿、性機能の温存とQOLを重視した治療戦略を立てています。
肺癌に対しても消化器の癌と同様な治療方針です。
乳癌においては積極的にセンチネルリンパ節生検を行って、乳房温存を基本とした治療方針を立てています。
得意分野
消化器外科、呼吸器外科領域全般を扱っています。
内視鏡外科(腹腔鏡、胸腔鏡手術)の治療手技の技量は全国の主要施設と遜色ありません。
その他
いわゆる一般外科で扱う、ヘルニアや痔疾なども数多く扱っているほか、虫垂炎、潰瘍の穿孔などの救急疾患にも迅速に対応可能です。
取り扱う主な疾患
- 消化器の癌(胃癌、大腸癌、食道癌、膵癌、胆道癌、肝癌など)
- 肺癌
- 乳癌
- 胆石症
- 鼠径ヘルニア、痔疾、虫垂炎
- 自然気胸、縦隔腫瘍
担当医紹介
| 外科 | 杉下 岳夫 |
|---|---|
| 資格 | 日本外科学会専門医 日本消化器外科学会認定医 日本大腸肛門病学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医・指導医 |
| 外科 | 館花 明彦 |
|---|---|
| 資格 | 日本外科学会認定医、専門医、指導医 日本乳がん学会認定医、乳腺専門医 日本消化器外科学会認定医 日本消化器内視鏡学会認定医、専門医、指導医 日本医師会認定産業医 日本医師会認定健康スポーツ医 日本臨床外科学会評議員 マンモグラフィ検診精度管理中央委員会読影認定医 日本がん治療認定医機構暫定教育医 |
| 外科 | 高田 厚 |
|---|---|
| 資格 | 日本外科学会認定専門医 日本救急医学会認定ICLSインストラクター |
| 外科 | 児玉 俊 |
|---|---|
| 資格 | 日本外科学会認定医・専門医 |
| 外科 | 瀧野 陽子 |
|---|---|
| 資格 | 日本外科学会認定医・専門医 |
| 外科 | 小林 洋明 |
|---|
| 外科 | 塩入 利一 |
|---|---|
| 資格 | 日本外科学会認定医・専門医 日本消化器外科学会専門医 消化器がん外科治療認定医 日本消化器内視鏡学会専門医 日本消化器病学会専門医 日本乳癌学会認定医 マンモグラフィ検診精度管理中央委員会読影認定医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 |
治療手技・手術
消化器外科
消化器癌に対する定型手術から拡大・縮小手術まで、原疾患の進行度に応じた手術を施行しています。
腹腔鏡手術は、胆石症の他、早期および準早期の胃癌、大腸癌にも積極的に行っており、好結果をもたらしています。
その他、ヘルニア、痔疾患なども広く取り扱っています。
胸部外科
肺癌の定型手術の他、胸腔鏡を使っての転移性肺癌の切除や気胸の手術等を行っています。
乳腺外科
手術時にセンチネルリンパ節生検(高度先進医療)を行うことにより、積極的に乳房の温存と癌の根治性の両立を目指した手術を行っています。
主な検査と説明(入院検査、外来検査)
入院検査
現在、準備中です。
外来検査
現在、準備中です。
診療実績
外科で扱った主疾患と入院患者数(2006年度)
| 疾患名 | 入院患者数 |
|---|---|
| 結核 | - |
| 胃癌 | 113 |
| 結腸癌 | 155 |
| 直腸癌 | 91 |
| 食道・下咽喉癌 | 22 |
| 膵癌 | 18 |
| 肝癌 | - |
| 肺癌 | 27 |
| 乳癌 | 154 |
| 甲状腺癌 | 8 |
| 胆嚢癌 | 13 |
| 胆管癌 | 9 |
| その他の悪性新生物 | 25 |
| 結腸・直腸ポリープ | 152 |
| 胆嚢ポリープ | 1 |
| 甲状腺腺腫及び腺腫様甲状腺腫 | 1 |
| その他の良性新生物 | 21 |
| 腸閉塞 | 84 |
| 虫垂炎 | 68 |
| 腹痛 | 4 |
| 胃・十二指腸潰瘍 | 19 |
| その他の消化器系疾患 | 52 |
| 膿胸 | 1 |
| 自然気胸 | 12 |
| 肝硬変 | - |
| 胆石及び胆嚢炎 | 82 |
| 肝内結石及び総胆管結石 | 4 |
| その他の肝胆道系疾患 | 3 |
| 膵炎 | 1 |
| そけいヘルニア | 98 |
| その他のヘルニア | 15 |
| 内痔核 | 7 |
| その他の肛門疾患 | 9 |
| 外傷 | 6 |
| 泌尿器系の疾患 | 3 |
| 婦人科系の疾患 | 2 |
| その他 | 18 |
| 合計 | 1,298 |
外科で行った手術数
| 疾患名 | 2005年 | 2006年 | 2007年 |
|---|---|---|---|
| 頚部・甲状腺 | 4 | 9 | 4 |
| 肺・縦隔 | 54(21) | 43(21) | 60(24) |
| 乳房 | 51 | 58 | 55 |
| 食道 | 16 | 3 | 7 |
| 胃 | 65(2) | 56(4) | 59(7) |
| 十二指腸・小腸 | 23 | 36 | 39 |
| 大腸 | 126(5) | 152(6) | 142(1) |
| 肛門 | 28 | 27 | 15 |
| 肝臓 | 5 | 5 | 3 |
| 胆嚢・胆管 | 80(60) | 87(71) | 78(64) |
| 膵臓 | 11 | 10 | 7 |
| 虫垂 | 87 | 69 | 65 |
| ヘルニア | 102 | 97 | 134 |
| その他 | 20 | 18 | 26 |
| 合計 | 672(88) | 670(102) | 694(96) |
※局所麻酔で行った手術は除く
※( )内の数字は左の手術数のうち内視鏡(腹腔鏡および鏡腔鏡)を用いた手術数
その他
外科では手術を行うほかに、上部内視鏡(胃内視鏡)、下部内視鏡(大腸内視鏡)検査、注腸検査なども行っています。
上部内視鏡は毎週金曜日の午前、下部内視鏡は月・火・金の午後、注腸検査は金曜午前に行っています。詳しくは外科外来でお尋ね下さい。
消化器外科の専門外来は特に設けてありませんが、曜日に関係なく受診していただいて結構です。
毎日専門医が外来を担当しています。
胸部外科は、木曜日と金曜日の大野が担当していますが、急ぐ場合には随時診察いたします。
乳腺の専門外来は月曜日の館花が担当しています。お気軽にご相談下さい。
手術予定になった患者さんに関しては、毎週定期的に催されている術前検討会で、外科全員で詳しく治療方針や手術方法が検討され、個々の患者さんに最善と思われる治療戦略を立て、その方針をインフォームドコンセントという形で患者さんとご家族に説明するようにしています。
また、週末にはその週の患者さん全員を総括し、患者さんの状態や治療方針を確認するカンファレンスが行われています。
患者さんが、安心して治療に専念できるような環境作りに、外科一丸となって努力しています。
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