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公立学校共済組合 関東中央病院

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患者さまへ

神経内科

地域医療支援病院の神経内科ということもあり、救急患者,診療所からの紹介患者が8割以上を占めます。
病床数は29床で、年間入院患者数は約550~600人。脳梗塞急性期は後述しますが、入院日に脳MRIを施行し的確な診断、病型を把握し治療にあたります。
パーキンソン病などの運動障害患者は1~2週間程検査入院していただき、診断の確定,治療の導入を行います。神経変性疾患、筋疾患、末梢神経疾患などについては、電気生理学検査、神経耳科学検査、病理学検査に加え、研究所や大学とタイアップして最新の診断・治療、さらに遺伝子診断などを行っています。


神経内科統括部長 織茂 智之
専門・得意分野 神経内科一般
パーキンソン病などの運動障害
アルツハイマー病などの認知症疾患
脳梗塞など
資格 医学博士(東京医科歯科大学)
神経内科専門医
日本内科学会認定内科医
日本リハビリテーション学会認定医
日本体育協会公認スポーツドクター
東京医科歯科大学臨床教授
東京医科歯科大学非常勤講師
昭和大学医学部併任講師
東邦大学神経内科非常勤講師
日本神経学会評議員
日本自律神経学会評議員
日本運動障害学会実行委員
身体障害者指定医

神経内科部長 稲葉 彰
資格 医学博士
日本内科学会認定内科医
日本神経学会専門医
日本臨床神経生理学会認定医
身体障害者指定医
東京医科歯科大学臨床教授

神経内科概要

診療体制

常勤医師4名、シニアレジデント3名、非常勤医師2名で入院、外来患者の診療を行います。
神経内科初診の患者は、原則的に地域の診療所の先生を介して地域医療連携室で予約を取っていただいてbおります。
救急患者は随時受け付けております。

治療方針
脳梗塞

急性期の患者については、東京都の脳卒中当番に加わり、超急性期血栓溶解療法(t-PA治療)も行っております。入院日に脳MRIの拡散強調画像、脳MRAを撮像し、責任病巣、脳血管の評価などを行い、臨床病型にそった内科的治療、早期リハビリを行っています。
平成23年3月から東京都二次医療圏内でリハビリテーションを行う脳卒中パスを導入し、スムーズにリハビリ転院が行えるようにしました。

パーキンソン病などの運動障害疾患

1~2週間入院していただき、脳を中心に検査を行い、診断を確定し治療を開始します。

認知症疾患

平成20年4月から現在世田谷区の医師会と連携し、認知症地域連携パスが始まりました。
地域の診療所の先生に紹介して頂き、当科で確定診断し治療を開始し、また地域の先生に継続的に診療して頂くというシステムをとります。

その他

基本的にはガイドラインに沿った治療を行います。

得意分野

パーキンソン病など歩行障害や不随運動をきたす運動障害疾患、アルツハイマー病などの認知症疾患、急性期脳梗塞

取り扱う主な疾患

脳,脊髄,末梢神経,神経筋接合部,筋におこる内科的疾患を診療します。
脳梗塞、パーキンソン病など歩行障害や不随運動をきたす運動障害疾患、アルツハイマー病などの認知症疾患、脳炎・髄膜炎などの中枢神経の炎症性疾患、ギランバレー症候群などの末梢神経疾患、重症筋無力症や筋ジストロフィーなど神経筋接合部や筋の疾患、片頭痛や緊張型頭痛などの機能性頭痛など多岐にわたります。

担当医紹介

神経内科医長
高橋 真
資格 医学博士
日本神経学会専門医・指導医
日本内科学会認定内科医
日本内科学会総合内科専門医
身体障害者指定医

神経内科医員
阿部 圭輔
資格 日本神経学会専門医
日本内科学会認定内科医
身体障害者指定医
難病指定医

治療手技・手術

ギランバレー症候群や重症筋無力症に対する血漿交換療法(血液透析室)

主な検査と説明(入院検査、外来検査)

脳CT

脳出血、脳梗塞、脳腫瘍などの診断に用います。即日検査可能です。

脳MRI

脳CTよりさらに詳しく脳の構造が分かります。
昨年度より、VSRADといい海馬傍回の萎縮の程度を客観評価することが可能となりましたので、認知症の補助診断に用いております。

脳MRA

大まかな脳の血管の異常を調べることができます。

脳血流スペクト

脳血流を客観評価することにより、
1)脳の虚血の程度や予備能力の確認が可能で、
2)脳神経細胞の機能低下のパターンを評価することで、認知症診断の補助診断となります。

MIBG心筋シンチ

心臓交感神経機能を見る検査で、パーキンソン病やレビー小体型認知症では心臓のMIBG集積が低下することより、他のパーキンソニズムやアルツハイマー病との鑑別に有用な検査です。

ドパミントランスポーターシンチ

黒質線条体ドパミン神経細胞の変性を鋭敏にとらえることができるので、パーキンソン症候群や認知症の診断に有用な画像検査です。

脳波

特にてんかんの診断に有用です。

筋電図

神経・筋疾患の病態を把握する際に用います。

神経伝導検査

神経の伝導状態を電気的に調べることで、末梢神経の障害の有無やその原因を知ることが出来ます。

ヘッドアップティルト試験

起立性低血圧の有無を調べることが出来ます。

髄液検査

中枢神経系の感染症の有無やその原因を調べることが出来ます。

神経・筋生検

筋疾患や末梢神経疾患の原因を調べることが出来ます。

診療実績

2015年度
診療科で扱った主疾患と入院患者数
疾患名 入院患者数
虚血性脳血管障害 161
パーキンソン病などの神経変性疾患、レビー小体型認知症 202
認知症疾患 14
炎症性疾患 13
末梢神経疾患 8
筋疾患 9
多発性硬化症 8
癲癇・失神・めまい 30
その他の神経疾患 33
内科疾患 65
その他 19
合計 562
外来患者数

月に80-100人の地域紹介・初診患者を受け入れ、また多数の難病疾患患者を診療しています。

診療科で行った主な検査・治療、特殊な検査の件数(2016年度)
検査・治療の名称 件数
頭部CT 872
頭部MRI 1551
MIBG 379
IMP 284
ECD 30
DAT 213
脳波 305
神経伝導検査 450
誘発筋電図 12
針筋電図 24

その他

世田谷パーキンソン病友の会と合同で、パーキンソン病患者への勉強会を開催しています。
当科では、パーキンソニズム患者などの[123I]MIBG心筋シンチにおけるMIBG集積の病態機序の解明を継続的に研究し、学会、シンポジウム、論文などで発表しております。
一連の研究によりパーキンソン病やレビー小体型認知症の診断精度が向上し、またパーキンソン病の病態解明につながる成果として世界的にも評価されるようになり、織茂は平成19年度に神経学会から楢林賞を、平成20年度には東京都医師会医学研究賞を受賞しました。

患者さまとその家族の方々へ

突然に片側の手足が動きにくくなった、呂律がまわりにくくなった、意識がいつもと違う(脳梗塞疑い)、高熱で頭痛がひどい、意識がおかしい(脳炎疑い)

以上のような症状を有する方はすぐに救急車で内科(神経内科)を受診して下さい。

歩行が遅くなった、あるいは歩きにくくなってきた、手が震えることもある(パーキンソン病疑い)、最近物忘れがひどくなってきた(アルツハイマー病疑い)、頭痛もちだが専門医にかかったことがない、手足のしびれが強くなってきた

以上のような症状を有する方は、かかりつけの先生や近くの先生に紹介していただいて神経内科外来を受診して下さい。