当院における肝細胞癌患者さん(ラジオ波の他にエタノール注入療法、マイクロウェーブ凝固療法を受けた患者さんを含む)154名の治療後生存率は
1年 87%
3年 65%
5年 51% (図5)
これは外科切除の成績に匹敵し、患者さんの多くが外科的切除不能な肝機能不良例、癌の多発例、高齢者であることを考慮すると非常に優れた成績であると自負しています。
転移性肝癌の患者さんに関しては治療開始して間もないためきちんとしたデータはありませんが、大腸癌患者さんに限れば1年生存率80%で、全例が切除不能例であることを考えるとやはり優れた成績といえます。