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公立学校共済組合
当院を開設する公立学校共済組合は、地方公務員法による都道府県の教職員の相互救済を目的とする共済制度の実施に基づき制定された地方公務員等共済組合法が設置根拠になっています。公立学校共済組合が実施する各種事業の内、医療事業おいては全国に8つの直営病院（9ヶ所）を経営しており、地域住民の皆様や職域の皆様に質の高い医療を提供するとともに、人間ドックなどの健康管理事業やメンタルヘルス相談事業等を展開しています。
| 公立学校共済組合（東京都千代田区） | http://www.kouritu.or.jp/ |
|---|---|
| 東北中央病院（山形県山形市） | http://www.tohoku-ctr-hsp.com/ |
| 関東中央病院（東京都世田谷区） | http://www.kanto-ctr-hsp.com/ |
| 北陸中央病院（富山県小矢部市） | http://hokuriku-ctr-hsp.jp/ |
| 東海中央病院（岐阜県各務原市） | http://www.tokaihp.jp/ |
| 近畿中央病院（兵庫県伊丹市） | http://www.kich.itami.hyogo.jp/ |
中国中央病院（広島県福山市） |
http://www.kouritu-cch.jp/ |
| 四国中央病院（愛媛県四国中央市） | http://www.shikoku-ctr-hsp.jp/ |
| 同 三島医療センター（同 ） | http://www.shikoku-ctr-hsp.jp/mishima-mc/aisatsu.html |
| 九州中央病院（福岡県福岡市） | http://kyushu-ctr-hsp.com/ |
関東中央病院の変遷
昭和28年8月、国内に結核が蔓延し、その死亡率が第一位であった時代に、当病院の前身「世田谷三楽病院」が開設されました。当初は病床数135床、建物は木造平屋建て、診療科は内科・小児科・外科の三科で、公立学校共済組合の教職員とその家族の結核療養に重点を置いた結核療養所的な職域病院としてスタートしました。
昭和31年に「関東中央病院」に改称し、昭和33年からは一般健康保険を取り扱う保険医療機関となり、地域住民の皆様の健康を担う地域の中核的な病院として機能することになりました。
その後、教職員のための結核治療を行う施設としての意義が薄れたため、昭和56年3月に結核病棟を閉鎖し、神経・代謝両内科の病棟に切り替えました。
昭和62年から平成3年にかけて、病院建物の全面改築を行い、470床を有する病棟と外来棟が完成しました。平成4年には東京都教職員の職場復帰のための精神科デイケア棟が完成しました。
平成に入り脳神経外科、心臓血管外科、形成外科の各科を順次新設し、平成23年に乳腺外科を設置しました。平成10年に人工透析室、平成15年に救急外来診察室、平成17年にはＩＣＵを整備し、急性期医療を担う地域及び職域の中核病院として機能を拡充してまいりました。
更に、平成20年には、医療の効率化と情報の共有化を図るために電子カルテを導入しました。
診療の特徴
当院は、世田谷、渋谷、目黒の区西南部二次医療圏に属し、地域の急性期疾患を扱う病院として、平成5年に救急告示病院（二次救急）、平成9年に東京都災害拠点病院の指定を受けています。
急性心筋梗塞を中心とする急性心血管疾患の患者様に対応するため東京都CCUネットワークに参画しています。また、急性大動脈スーパーネットワークの協力施設でもあり、急性心血管疾患に対して診断から治療まで完結できる「心臓血管センター」です。脳卒中に対しては東京都急性期脳卒中医療機関にも参加しており、救急患者様の対応に日々努めています。
がん治療においては、内視鏡を用いた胃がん・大腸がん治療などで数多くの実績をあげています。放射線科では最新型80列MDCTを使用して、精密かつ適切な放射線治療計画を作成し、病巣に限局した治療を行っており、乳癌温存手術や前立腺がんの根治照射等により放射線治療の患者さまにも対応した診療を実施しています。このように、がんの集学的治療（手術、放射線、化学療法 等）に積極的に取り組み、高度で専門的ながん医療を患者さまに提供していることが東京都より認められ、平成27年4月1日付けで、以下の分野において「東京都がん診療連携協力病院」として、認定され(・胃がん・大腸がん・肝がん・乳がん・前立腺がん) 、令和2年には肺がんも認定され、6分野すべてで指定を受けました。さらに令和4年4月1日には、国が指定する地域がん診療連携拠点病院と同等の高度な診療機能を有する病院として、「東京都がん診療連携拠点病院」に認定されました。
また当院は急性期病院として「病診連携」を推進しており、地域の医療機関からの検査、手術、治療を受入れ、症状が落ち着いた場合に元の医療機関で再び治療をしていただくこと進めています。このため地域医療連携室を設置してスムーズな病診連携に努めています。なお、平成24年9月28日付で「地域医療支援病院」として東京都から承認されました。
教育
平成16年に制度化された新臨床研修制度における厚生労働省臨床研修指定病院としての役割を担い、研修医の教育・研修を積極的に行っています。また、看護学校、各種医療技術者等の養成学校の実習施設として看護師等の教育・研修にも力を入れるとともに、東京消防庁の救急救命士の実習も受入れています。
医療の質
平成12年には日本医療機能評価機構認定病院となり、現在は一般病院2 3rdG：Ver.2.0に更新認定されています。また、医療安全管理室を設置し、専任の看護師、事務職員を配置し、安全な医療を継続して提供しています。
